さて、私は最近こんな経験をします。
新型インフルエンザワクチンが接種できる基礎疾患の基準にあてはまらない患者から、「先生、喘息のような咳が出るんだけど、新型インフルエンザワクチンを接種してもらえないですか?」と言われ、
「ちゃんと喘息と診断されていないと、喘息のような咳だけではダメなんです」と私が言うと、かなり不満そうです。
でも、「新型インフルエンザの感染リスクって、中高年は若者の10分の1以下ですよ。だから私なんか接種してもらえる権利があるけれど、接種していないんです」と言うと、患者のトーンはかなり下がります。
そして、「その代わり、季節性インフルエンザワクチンはちゃんと接種して下さいね。季節性インフルエンザは中高年にも感染して合併症もありますから」と言うと完全に納得し、目の色を変えて、「季節性インフルエンザワクチンを接種して下さい!」と言います。
しかも、今まで季節性インフルエンザワクチンを接種してほしいなどと一度も言わなかった人がです。